広報こしがや

2006年01月01日

No.410 検診事業について 会長 市川 純二

新年明けましておめでとうございます。
越谷市医師会は常に市民の方々の健康と生命を守るという重大な責任を再確認しながら「生涯を通じて健康で明るい生活ができる越谷市」を作る一員として、市民の皆様に「安心・安全・満足の医療」を提供し、信頼され敬愛される医師会となるように懸命の努力を続けてまいります。どうか皆様方のさらなるご協力、ご理解を賜りたいと存じます。
さて、今年度の医師会事業について市民の皆様と関係がある変更点につき述べてみたいと思います。まず、がん検診事業につきましては、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮がんの検診を実施しています。おおむね例年どおりですが、検診実施期間につきましては毎年11月にインフルエンザ予防接種がピークをむかえることから検診業務や日常診療に影響が出るため、実施期間の前倒しができないか、行政と調整を図っております。そのうちの乳がんにつきましては、昨年から30歳以上の対象者を35歳以上にあらためマンモグラフィーと視触診併用検診で2年に一度の受診で行ってまいりました。マンモグラフィーが重要視されてきたのは、触診で触れないがんが3%~4%あるからです。しかしこれでも完全ではないことをご理解いただきたいと思います。受診者数はまだまだ少なく早期発見による治療率の向上を目指すためには検診日数を増やしていかなくてはならずマンパワーにも限界があり、昨年度より施設検診(医療機関)も併用しています。マンモグラフィーが予約となり検診と検査が同時にできずご迷惑をかけていますがご理解を願いたいと思います。
この検診を通じ少しでも市民の皆様のお役に立てたら幸いに存じます。

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