NO.653 慢性腎臓病 小尾医院 大図弘之
慢性腎臓病は進行すると透析を必要とする末期腎不全の原因となります。日本人は腎臓の予備力が少ないと言われており、透析を行っている国別の人口比では世界第3位です。日本の透析患者さんはここ数年減少傾向にありますが、越谷市においては現在も増加傾向が続いていて今後の対応が重要となります。
腎臓は不要になった物質(たんぱく質を分解した窒素や不要になった塩分など)を排せつするばかりでなく、骨を強くするビタミンDや赤血球を作るホルモンを産生しています。この腎臓には糸球体という尿を作る小器官が80~100万個ありますが、年齢と共に少しずつ目詰まりし減ってしまいます。腎臓の機能を数字で評価したものをeGFR(イージーエフアール)と言い、採血で測定できるクレアチニン値と年齢、性別から計算で出すことができます。
慢性腎臓病とは、eGFRが60%以下、またはたんぱく尿が(+)以上が3カ月以上続く状態を言います。eGFRが10%以下になってしまうと透析が必要になります。
慢性腎臓病の原因として今までは糖尿病が注目されていましたが、今後は腎硬化症の予防がとても重要になってきます。腎硬化症の原因は高血圧、高齢化、肥満症、脂質異常症、糖尿病などがあります。1歳年齢をとるごとにeGFRは1ずつ低下すると言われていますが、腎硬化症の原因疾患があると低下速度が速くなってしまうのです。生活で特に気を付けたいことは、減塩と体重コントロールです。また痛み止めの薬の使用や脱水は腎機能を悪化させます。
詳しい指導は腎機能の状態や年齢、活動状況より変わります。数年前より越谷市医師会は越谷市保健センター、薬剤師、栄養士などと協力体制を構築し、腎臓協力医の人数を増やす活動をしています。
これからも腎臓に対し不安を持っている患者さん達が医療機関と連携をとりやすくし、より安心して生活を送れるサポート体制を充実していきたいと考えています。
腎臓は不要になった物質(たんぱく質を分解した窒素や不要になった塩分など)を排せつするばかりでなく、骨を強くするビタミンDや赤血球を作るホルモンを産生しています。この腎臓には糸球体という尿を作る小器官が80~100万個ありますが、年齢と共に少しずつ目詰まりし減ってしまいます。腎臓の機能を数字で評価したものをeGFR(イージーエフアール)と言い、採血で測定できるクレアチニン値と年齢、性別から計算で出すことができます。
慢性腎臓病とは、eGFRが60%以下、またはたんぱく尿が(+)以上が3カ月以上続く状態を言います。eGFRが10%以下になってしまうと透析が必要になります。
慢性腎臓病の原因として今までは糖尿病が注目されていましたが、今後は腎硬化症の予防がとても重要になってきます。腎硬化症の原因は高血圧、高齢化、肥満症、脂質異常症、糖尿病などがあります。1歳年齢をとるごとにeGFRは1ずつ低下すると言われていますが、腎硬化症の原因疾患があると低下速度が速くなってしまうのです。生活で特に気を付けたいことは、減塩と体重コントロールです。また痛み止めの薬の使用や脱水は腎機能を悪化させます。
詳しい指導は腎機能の状態や年齢、活動状況より変わります。数年前より越谷市医師会は越谷市保健センター、薬剤師、栄養士などと協力体制を構築し、腎臓協力医の人数を増やす活動をしています。
これからも腎臓に対し不安を持っている患者さん達が医療機関と連携をとりやすくし、より安心して生活を送れるサポート体制を充実していきたいと考えています。