NO.657 左室肥大と言われたら 戸頃循環器内科クリニック 戸頃 康男
健診や心電図で「左室肥大」と言われたことはありませんか。左室肥大とは、心臓の中で全身に血液を送り出す左心室の壁がとても厚くなってしまった状態です。左心室は、肺で酸素を受け取った血液を大動脈へ押し出し、脳、腎臓、筋肉など全身へ届ける「ポンプ」です。
原因として最も多いのは高血圧です。血圧が高い状態が続くと、左心室は強い圧力に逆らって血液を送り出さなければなりません。筋肉トレーニングで腕の筋肉が太くなるように、心臓も負担が続くと壁が厚くなります。しかし、心臓の場合は必ずしもよい変化ではありません。壁が厚くなると心臓の筋肉は硬くなり、血液を受け入れる力が低下することがあります。
また、弁膜症や心筋症と行った病気でも左室肥大がおこることがあります。
心エコー検査で評価することが重要です。
怖いのは、症状がないまま進行することです。血圧が高くても痛みや息切れがない方は少なくありません。しかしその間にも、心臓、脳、腎臓、血管では少しずつ負担が蓄積します。左室肥大は、血圧の数字だけでなく、すでに心臓に負担がかかっているサインと考えることが大切です。
左室肥大を放置すると、息切れやむくみを起こす心不全、心房細動などの不整脈、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎機能低下のリスクが高くなります。一方で、血圧を適切に治療すると、左室肥大は改善することがあります。早く気付き、継続して治療するほど、将来の病気を防ぎやすくなります。
家庭血圧の測定も重要です。朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食や薬の前に、いすに座って2,3分安静にしてから測ります。夜は就寝前に測ります。腕を心臓の高さに保ち、記録を続けることが大事です。
また、若い方の高血圧、急に悪化した高血圧、3種類の薬を使っても下がりにくい高血圧では、二次性高血圧の可能性も考えます。ホルモン異常、腎臓の病気、腎動脈狭窄、睡眠時無呼吸症候群などが隠れていることがあり
ます。
左室肥大は、心臓からの早めの警告です。症状がなくても放置せず、家庭血圧を記録し、必要に応じて心臓超音波検査(エコー検査)などで確認します。早期の治療と生活習慣の見直しが、心不全や脳卒中を防ぐ第一歩になります。
原因として最も多いのは高血圧です。血圧が高い状態が続くと、左心室は強い圧力に逆らって血液を送り出さなければなりません。筋肉トレーニングで腕の筋肉が太くなるように、心臓も負担が続くと壁が厚くなります。しかし、心臓の場合は必ずしもよい変化ではありません。壁が厚くなると心臓の筋肉は硬くなり、血液を受け入れる力が低下することがあります。
また、弁膜症や心筋症と行った病気でも左室肥大がおこることがあります。
心エコー検査で評価することが重要です。
怖いのは、症状がないまま進行することです。血圧が高くても痛みや息切れがない方は少なくありません。しかしその間にも、心臓、脳、腎臓、血管では少しずつ負担が蓄積します。左室肥大は、血圧の数字だけでなく、すでに心臓に負担がかかっているサインと考えることが大切です。
左室肥大を放置すると、息切れやむくみを起こす心不全、心房細動などの不整脈、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎機能低下のリスクが高くなります。一方で、血圧を適切に治療すると、左室肥大は改善することがあります。早く気付き、継続して治療するほど、将来の病気を防ぎやすくなります。
家庭血圧の測定も重要です。朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食や薬の前に、いすに座って2,3分安静にしてから測ります。夜は就寝前に測ります。腕を心臓の高さに保ち、記録を続けることが大事です。
また、若い方の高血圧、急に悪化した高血圧、3種類の薬を使っても下がりにくい高血圧では、二次性高血圧の可能性も考えます。ホルモン異常、腎臓の病気、腎動脈狭窄、睡眠時無呼吸症候群などが隠れていることがあり
ます。
左室肥大は、心臓からの早めの警告です。症状がなくても放置せず、家庭血圧を記録し、必要に応じて心臓超音波検査(エコー検査)などで確認します。早期の治療と生活習慣の見直しが、心不全や脳卒中を防ぐ第一歩になります。