広報こしがや

No.446 越谷市の救急医療について 会長 市川 純二

新年明けましておめでとうございます。 医師会は常に市民の方々の健康と命を守るという重大な責任を再確認しながら「生涯を通じて健康で明るい生活ができる越谷市」を作る一員として、市民の皆様に「安心・安全・満足の医療」を提供し、信頼され敬愛される医師会となるように懸命の努力を続けております。どうか皆様方のさらなるご協力、ご理解を賜りたいと存じます。 さて最近新聞、テレビ等で取りあげられている救急医療について越谷市の現状を述べてみたいと思います。救急医療といっても様々なケースがあります。小児夜間救急、周産期救急、一次救急、二次救急、三次救急等があげられます。 今回は小児夜間救急について述べてみたいと思います。市立病院の小児科が夜間の急患でパンク状態になっていたところ、これを緩和するために板川市長の肝いりで設立された小児夜間急患診療所で午後11時まで診療しております。重症で入院が必要な時は市立病院で、市立病院が満床の時には獨協越谷病院で受け入れることになっています。午後11時から早朝までは市立病院だけの受け付けとなります。越谷市の小児救急の特徴はすべて小児科の専門医のみで行っているところです。このような体制をとっているところは埼玉県下でもほかにありません。 小児夜間急患診療所は、医師会の小児科専門医と獨協越谷病院小児科からの派遣医師で担当しています。市民の皆様も午後11時まではこちらを利用していただき、市立病院の負担の軽減にご協力くださるようお願いいたします。電話相談だけのご利用も受け付けております。気楽に利用していただければ幸いに存じます。