広報こしがや

No.458 越谷市の救急医療について 会長 市川 純二

新年明けましておめでとうございます。 医師会は新年を迎えるにあたり、市民の皆様の健康と命を守るという重大な責務を再確認しております。「生涯を通じて健康で明るい生活ができる越谷市」を作る一員として、市民の皆様に「安心・安全・満足の医療」を提供し、信頼され敬愛される医師会となれるように今年も懸命に努力を続けていく決意をしております。どうか皆様方の更なるご支援、ご理解を賜りたいと存じます。 さて最近マスコミでも取りあげられている救急医療体制について越谷市の現状を述べてみたいと思います。救急医療といっても様々なケースがあります。小児夜間救急、周産期医療、一次救急、二次救急、三次救急等があげられます。 まず今回は一次、二次、三次救急について述べてみたいと思います。一次救急は初期医療とも呼ばれ、ほとんどの患者さんはこの時点で終了となります。また、日曜診療につきましては、越谷市内の10カ所以上で診療が行われている関係から通常の診療体制となっています。祝日につきましては、内科系1カ所、外科系1カ所で、午前9時から午後5時まで診療を行っております。具体的な診療所名、病院名は新聞、広報等でご確認ください。一次救急では取り扱えない、入院加療、手術等が必要な場合には二次救急病院に紹介となります。二次救急病院は五市一町(越谷、草加、八潮、三郷、吉川、松伏)で構成されています。このうち1カ所が二次救急病院として毎日担当しております。平成22年4月より春日部市が加わり新たな編成となります。緊急に救命措置が必要な場合には、三次救急病院が担当となります。これは、一次、二次医療機関からの紹介または、救急車からの紹介が主となります。当地区では獨協越谷病院救命救急センターがこの任務にあたっております。このように万全の態勢をとっておりますが、この地区だけでは医療体制が十分とは言えませんので、さらに充実させる必要性を痛感しております。 今後は皆様のご期待に添えますように更なる努力をいたす所存でございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。