広報こしがや

No.494 新年のご挨拶 越谷市医師会会長 登坂 薫

明けましておめでとうございます。市民の皆様には健やかに新年をお迎えになったことと心からお慶び申し上げます。  越谷市医師会は市民の皆様の健康を守ることを第一に考え、越谷市と協力し各種事業を展開しています。乳幼児には各種予防接種(定期予防接種にはBCG、4種混合、3種混合、ポリオ、麻しん風しん混合、日本脳炎があり、そのほかヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンがあります)や乳幼児健康診査(4カ月、10カ月、1歳6カ月、3歳)をしています。児童・生徒には内科、耳鼻科、眼科の検診に加え、心臓検診も行い、中学1年生から高校1年生の女子には子宮頸がんワクチン接種も行っています。成人には特定健診、各種がん検診(大腸がん、胃がん、子宮がん、乳がん、肺がん・結核、平成24年度から前立腺がん)、骨粗鬆症そして高齢者インフルエンザワクチン接種を行っています。また小児と成人夜間急患診療所を設置し、365日夜8時から11時まで診察しています。さらに休日当番医制がしかれ、各科が交代で昼間の時間帯に診察しています。補足説明をしますと、平成24年11月から4種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ)の接種が始まりました。これにともない平成24年9月1日より生ポリオワクチンの使用は中止になりました。  小児夜間急患診療所は10年前に既に開設され、市民の皆様にも広く知られ、多くの小児患者さんが来ています。成人夜間急患診療所は平成24年4月20日に開設され、医師会、獨協医科大学越谷病院、市立病院の三者が協力して診療を行っています。既に8カ月経ちましたが、PR不足のせいかまだ患者さんの数はさほど多くありません。また、急患診療所はあくまで急患の方が対象となりますので、薬の処方は原則として1日分となります。翌日には「かかりつけ医」を受診してくださるようお願いします。  最後に今年も医師会活動を充実させることをお約束し、市民の皆様のご健康を祈念し、新年の挨拶とします。